岡山市中区高屋にあるありがとう整骨院の山口です。
今回は「無駄な力を使っている姿勢」から、
どうやって 「無駄な力がいらない姿勢」に
変わっていくのかをお話しいたします。
『良い姿勢ってどんな姿勢?』
「無駄な力を使っている姿勢」で
固定された状態から脱出するには、
【関節の可動範囲を広げる】
【背骨・骨盤の可動範囲を広げる】
【筋肉の柔軟性を向上させる】
【弱くなった筋力を戻す】
これら4項目を実行する必要があります。
結構、盛りだくさんな内容です。
さらに、自分の体のどこがどうなっているかを
把握して行う事が重要です。
闇雲に的外れな事をしては、ほとんど変化しないどころか
悪化してしまう場合もあります。
また、【背骨・骨盤の可動範囲を広げる】というのが
自力で行うには、かなりハードルが高いと思います。
つまり姿勢の専門家に調べてもらって、
整えてもらうのが一番安全で、効率が良いという事になります。
ちなみに、当院で行っている検査項目は、
【姿勢の写真撮影】
前後左右4方向からの姿勢を撮影して姿勢の問題点や、
どの部分に負担が大きいのかなどを特定していきます。
【関節の可動範囲検査】
関節の動きを調べて、動かなくなっている部分や
通常よりも動き幅が狭くなっている部分を特定します。
【筋力検査】
体を支える上で重要な部分の力が落ちていないか、
左右で力の差が 大きく出ていないかを調べます。
【筋肉の弾力性検査】
触診を行い、筋肉の弾力性や柔軟性を調べます。
【神経の検査】
姿勢に問題があると皮膚の感覚に異常が出たり、
痺れが出ている場合があります。
そのような症状が出ていないか検査を行います。
以上の検査を行う事で姿勢の状態を詳細に把握できます。
また、一時的に姿勢が変化しても、
すぐに戻ってしまうようでは整ったとは言えません。
大切なのは、「無駄な力がいらない姿勢」が
無理なく維持できる状態にする事です。
人間の動作はどこか特定の筋肉・関節だけを
使って行う事は出来ません。
例えば、【立った姿勢で手を伸ばして物を取る】という動きの中には、
・物を掴む手の力
・手を伸ばした時に起きる重心の変化で
グラグラしない様にバランスを取る力
・重心の変化+掴んだ物の重さに対応して踏ん張る力
など、このような事を一瞬で調節して行います。
単純な動作でもほぼ全身を使いますので、
悪い姿勢の影響は全身に及びます。
そのため、
【関節の可動範囲を広げる】
【背骨・骨盤の可動範囲を広げる】
【筋肉の柔軟性を向上させる】
【弱くなった筋力を戻す】
この、4項目を実行して「無駄な力がいらない姿勢」が、
無理なく維持できる状態にする事が大切なのです。
長い話にお付き合い頂き ありがとうございました!
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